世田谷ものづくり学校

SCHEDULE

Workshop
2017 / 7 / 1 (土)

旧暦閏の皐月に、薬束と黄熟梅仕事 | 学校園WS

端午の「薬狩り」に因み、草花を摘み、束ねて。

梅雨の季節、毎年の梅仕事と端午の「薬狩り」に因んで、IIDの敷地内で草摘みをして束ねます。

端午の節供に古くは「薬玉」を飾りました。「薬束」は「薬玉」をもじった名前です。
「草摘み」にはそもそも季節の花や草の力そのものを贈る意味があり、花摘む人へ大地や草花の生き生きとした力が移ることでもありました。

端午の節供は、黴雨とも呼ばれる梅雨の隠の気を薬狩りや菖蒲湯、花を飾ることで祓うことでもあったのです。
梅の木に登って、もいで、洗って、蔕をとって、、、熟した梅はとてもいい匂いがします。
熟した梅も漬けることで薬効が高くなるのでしょう。
五月雨、薬雨、緑雨に翠雨、、、青々とした緑は雨に洗われ、その濃さを増していきます。

そんな緑の中で遊びましょう。

梅漬けのこと。

梅は雨の中でもぐものだから、と梅農家さんがいっていました。
当日は、木からもいだり、熟して落ちたばかりの梅を拾ったりできるかも。
熟れた黄梅はフローラルな香でやわらかく、毎日のごはんの味方の梅干しになります。漬けた梅をもって帰って、あとはそれぞれで梅雨明けに干していただきます。
(当日500gの梅をつけます。それ以上の量がとれたときは生のままお持ち帰り。梅シロップなどにお使いください)

主催プロフィール

学校園

温室代表・塚田有一とフリーランスキュレーター・石田紀佳が主宰する「学校園」は、IID 世田谷ものづくり学校の校庭を舞台に、これまで様々な自然と暮らしを巡るワークショップや展示を企画してきました。

きっかけは藍。まずはその藍を育てて自分達で染めをやるために、IIDの裏庭のもと学級菜園をお借りしたのでした。
「学校園」では身体を使って、自然との関わりを感じることを大事にしています。自らの手を使って自然の旬のちからを頂き、お節供の知恵や、手仕事の知恵と技術を体感します。それは、ものとこころの接する、様々な軸が交錯し広がりをもつ、豊かな場所への旅でもあります。ものを「創る」とは、こうしてなにかを傷つけて、そしてその痛みに共感することでもあったはずです。

現在も敷地内に育つ植物を用いたワークショップを定期開催しています。

みどりのみち

この春四月から塚田有一が「はなのみち」を赤坂氷川神社ではじめます。
神社で、花活けをするというのは、花と人の本来の関わりに迫る神聖な仕草。
かつて月にむかって花を活けていた塚田さんによって、「花道」の奥義的気配に触れた体験をした私(石田)は、とうとうその時期がきたのかと、なにかわからないながら大きな変化の兆しを感じました。

そして、塚田さんから、IIDでは「みどりのみち」をしていきたい、と聞いたときに、それは成熟へ向かう変化なのだと胸を打たれました。塚田さんに誘われて「学校園」として廃校のあとのこの庭で緑にもぐる試みをして12年。私もそのときどきにそれなりにできることを精一杯に感じてやってきましたが、今こそ、街の緑との縁を、意識的に、人々につなぐときなのかもしれません。
無論、我々の緑修行はまだ成熟しきってはいませんが、干支のひと巡りで学んだかけがえのないことどもを、所縁ある方々に丁寧にさし出す時期のようです。
「悲しみを放つ野が街にはない」、とは最初に会ったころに塚田さんからいただいた言葉です。悲喜こもごもの思いをうけとめてくれる緑の場をしつらえること、そこに彼の哲学ともいえる美意識があります。その活ける草花、仕立てる庭には、華やかさとともに、ある種の翳りがあり、それが単にきれいだけではない奥行きのある力になっています。
生きている草花を摘んで、その命を活かす活け花を、街で暮らす人々に暮らしに取り入れてほしい、と僭越ながら提案いたします。なぜなら、一見直接日常些事とは関係なく見える活け花ですが、その心には、衣食住といった生命を維持する要素が、象徴としてあるからです。

幸いに、ここIID 世田谷ものづくり学校では、みずから草花を摘むことができます。育つ場を土から整えて、育ちを見守ることもできます。
草花の命を介して、しばし自分に向き合うとき。
いわば、生き死にを超越して、生き死にまざまざと触れる凝縮したとき。それを重ねることで、あらわれてくる世界があります。

花活けと庭づくりを中心に、
旬の食や手仕事を土から体感する「みどりのみち」、桜の花のころからはじまります。

どうぞ季節折々にご一緒いたしましょう。
宇宙の巡りと微細な旬を感じて、おおらかにこまやかに。

石田紀佳
塚田有一氏
石田紀佳氏

イベント概要

タイトル
:旧暦閏の皐月に、薬束と黄熟梅仕事| 学校園WS
開催日
:2017年7月1日(土)
開催時間
:14:00 〜 17:00 ※開始10分前までに会場までお越しください
場所
:108号室
参加費
:一般4,500円 / 小学生以下2,500円 ※材料費、飲み物代込み
持ち物
:花鋏 / 花束持ち帰り用袋 / 塩90g / 梅干用 1.5L容器 / 収穫物用袋2枚以上 / ふきん / 飲み物カップ /へたとりピック(あれば)
定員
:12名
講師
:塚田有一(花活け、造園)、石田紀佳(手仕事研究)
主催
学校園
お申し込み
:下記のフォームよりお申し込みください
協力
:IID 世田谷ものづくり学校
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