世田谷ものづくり学校

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Workshop
2017 / 10 / 15 (日)

月の薬束と柿渋染め | 学校園WS

中秋の名月が過ぎて、次は後の月見。

IID 世田谷ものづくり学校の敷地から草花をいただいて、秋の実りに感謝する薬束を作りましょう。

薬束とは旬の草花がまさにエネルギーに満ちた美しい薬であり、また、野に出て花を摘んで、夢中になって束ねること自体が薬でもあることを実感してつけた名前です。
そして今回はラッピングする紙を柿渋で染めていただきます。

より一層秋の深まりを実感出来る渋くて美しい花束となるでしょう。深まる秋に月へ思いを立てる時間をご一緒しましょう。
写真:川しまゆうこ(宝島社「大人のおしゃれ手帖」2017年8月号掲載)

主催プロフィール

学校園

温室代表・塚田有一とフリーランスキュレーター・石田紀佳が主宰する「学校園」は、IID 世田谷ものづくり学校の校庭を舞台に、これまで様々な自然と暮らしを巡るワークショップや展示を企画してきました。

きっかけは藍。まずはその藍を育てて自分達で染めをやるために、IIDの裏庭のもと学級菜園をお借りしたのでした。
「学校園」では身体を使って、自然との関わりを感じることを大事にしています。自らの手を使って自然の旬のちからを頂き、お節供の知恵や、手仕事の知恵と技術を体感します。それは、ものとこころの接する、様々な軸が交錯し広がりをもつ、豊かな場所への旅でもあります。ものを「創る」とは、こうしてなにかを傷つけて、そしてその痛みに共感することでもあったはずです。

現在も敷地内に育つ植物を用いたワークショップを定期開催しています。

みどりのみち

この春四月から塚田有一が「はなのみち」を赤坂氷川神社ではじめます。
神社で、花活けをするというのは、花と人の本来の関わりに迫る神聖な仕草。
かつて月にむかって花を活けていた塚田さんによって、「花道」の奥義的気配に触れた体験をした私(石田)は、とうとうその時期がきたのかと、なにかわからないながら大きな変化の兆しを感じました。

そして、塚田さんから、IIDでは「みどりのみち」をしていきたい、と聞いたときに、それは成熟へ向かう変化なのだと胸を打たれました。塚田さんに誘われて「学校園」として廃校のあとのこの庭で緑にもぐる試みをして12年。私もそのときどきにそれなりにできることを精一杯に感じてやってきましたが、今こそ、街の緑との縁を、意識的に、人々につなぐときなのかもしれません。
無論、我々の緑修行はまだ成熟しきってはいませんが、干支のひと巡りで学んだかけがえのないことどもを、所縁ある方々に丁寧にさし出す時期のようです。
「悲しみを放つ野が街にはない」、とは最初に会ったころに塚田さんからいただいた言葉です。悲喜こもごもの思いをうけとめてくれる緑の場をしつらえること、そこに彼の哲学ともいえる美意識があります。その活ける草花、仕立てる庭には、華やかさとともに、ある種の翳りがあり、それが単にきれいだけではない奥行きのある力になっています。
生きている草花を摘んで、その命を活かす活け花を、街で暮らす人々に暮らしに取り入れてほしい、と僭越ながら提案いたします。なぜなら、一見直接日常些事とは関係なく見える活け花ですが、その心には、衣食住といった生命を維持する要素が、象徴としてあるからです。

幸いに、ここIID 世田谷ものづくり学校では、みずから草花を摘むことができます。育つ場を土から整えて、育ちを見守ることもできます。
草花の命を介して、しばし自分に向き合うとき。
いわば、生き死にを超越して、生き死にまざまざと触れる凝縮したとき。それを重ねることで、あらわれてくる世界があります。

花活けと庭づくりを中心に、
旬の食や手仕事を土から体感する「みどりのみち」、桜の花のころからはじまります。

どうぞ季節折々にご一緒いたしましょう。
宇宙の巡りと微細な旬を感じて、おおらかにこまやかに。

石田紀佳
塚田有一氏
石田紀佳氏

イベント概要

タイトル
:月の薬束と柿渋染め | 学校園WS
開催日
:2017年10月15日(日)
開催時間
:13:00 〜 17:00 ※開始10分前までに会場までお越しください
場所
:Studio(211号室)
参加費
:3,800円
持ち物
:・花束を包みたいA3〜A2程度の紙(非コート紙) ・刷毛か筆 ・皮膚の弱い方はゴム手袋
定員
:12名
講師
:塚田有一(花活け、造園)、石田紀佳(手仕事研究)
主催
学校園
お申し込み
:下記のフォームよりお申し込みください
協力
:IID 世田谷ものづくり学校
お申し込みは終了しました
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