サイプレス上野とロベルト吉野「ヒップホップ生涯学習〜俺もお前もまだ×2勉強×2〜」

第10限目 ライブ

 

 

―― 今回はライブについてうかがいます。サ上とロ吉のライブは定評がありますが、特に心がけていることはありますか?

サ上 やっぱり「ぶっかます」(新譜『TIC TAC 』収録の曲名)ってことですかね。今回はリリースツアーですけど、音源を再現するライブとは違うので。ぶっちゃ
けヒップホップであって、ミージシャンではないと思ってるので。上手い歌を聴かせに行くわけじゃないし、もちろんラップをミスらないように練習するのは前提ですけど、最終的には生の迫力っていうか、オレたちっていう人間を見せるってことですね。

ロ吉 それはヒップホップはウチら1組だけっていうロックフェスに呼ばれてやったりしたことでも鍛えられたと思います。

サ上 そう。Less Than TVとかBRAHMANとかハードコアのバンドばっかのアウェーで、ターンテーブルとマイクだけで生バンドと対抗して、しかも勝つためには、自分たちのバイブスと人間力を出さないと絶対に勝てないから。いまだにヒップホップと言ってもDJはCDJでポンだしだと思われてたりしますからね。実際そういうやつがいるから舐められるんですけど。

ロ吉 ターンテーブルは楽器ですから。技だけじゃなく、レコード換える仕草とかもアーティスティックに魅せる要素の1つでもあるし。

サ上 ただバトルDJとは違うから、特に初期のころは吉野に、ヒップホップのライブDJかくあるべしっていうのを、シンコさん(スチャダラパー)とJINさん(ライムスター)をよく見て勉強するように言いましたね。

―― 5月からは待望の全国ツアーが始まります。

サ上 全国ツアーと銘打って回るのは初めてなので、地方に行くのも、これまでパーティーにゲストで呼ばれるのとは全然心構えが違いますね。

ロ吉 そうっすね。不安でもあり、楽しみでもあり。

サ上 ライブは基本的には2人でやるので、シンプルかつヒップホップのライブをしっかり見せるように、初日にピークを持っていくくらいの勢いでやるつもりです。まだ準備段階ですけど,これまで2日連続でワンマン2時間のライブをやったことがないので、体力的な不安もなくすように今から毎日1時間走るようにしてて。

ロ吉 おおっ(!)。

サ上 どうしてもライブ終わると酒を飲んじゃうんで、翌日に響かないように。まあ要するに酒に飲まれないように!ってことなんですけど(笑)。ラップの練習も、DJの練習も、ライブの練習も、本番を楽しむために追い込んで、ガチで来てるなって驚かせたいですね。

サイプレス上野とロベルト吉野(通称 「サ上とロ吉」)
2000年に「横浜ドリームランド」出身の先輩と後輩で結成(マイクロフォン担当:サ上、ターンテーブル担当:ロ吉)。「HIPHOPミーツallグッド何か」を座右の銘に掲げ、「決してHIPHOPを薄めないエンターテイメント」と称されるライブパフォーマンスを武器に毎年120本近くのライブを行う。ラジオパーソナリティ、TV番組・CMでのナレーター、ファッション・カルチャー雑誌での連載、モデルとその活動は多岐に渡る。Fm yokohamaで毎週水曜 2 2 : 0 0 ~2 3 : 2 0 「YOKOHAMA RADIO APARTMENT BAY DREAM」を放送中。5月11日よりキャリア初となる全国ツアー「TIC TAC」TOUR 2013~筆おろし~がスタート!
☆詳細はオフィシャルサイトまで→ http://www.sauetoroyoshi.com/