学び is フリーダム!

vol.3  占いと未来と私

文 自由大学学長 和泉里佳

 

 

占いは統計学だと言われています。「占い」とひとくちに言っても、手相、タロット、四柱推命、風水、易、西洋占星術、血液型、その他にもたくさん、もう本当にいろいろなものが溢れています。はるか昔、何千年も前から人々は、空に輝くたくさんの星や自分たちを取り巻くいろいろなものに、意味や法則性を見い出し、生きのびるための知恵として温め伝えてきたのでしょう。

水晶玉とかオーラとか、普通の人には見えない何かが見えるとか、ちょっと妖しい霊感&スピリチュアル系はまた別の世界だそうですが、とにかくなぜか人をトリコにする占い。自由大学にも占いの講義があります。こちらは、占いに振り回されないために、占いを学ぶ「自分軸をつくる占い」。占いはツールだとクールに言い切る教授の國武亜紀さん。だから占いたいテーマによって、何で見るかも変わってくると言うのです。その人の資質や大きな方向性を見るときは、西洋占星術などの「命」といわれる占いを。そしてある程度近い時間軸で振り返るときは、手相などの「相」と言われる占いを。瞬間的な巡り合わせで未来を見るときは、タロットなどの「卜(ボク)」と言われる占いを使うそうです。

ツールは目的によって使い分けてこそ生きるもの。だから占いたいことによって手段も変える。例えば「気になるあの彼の気持ちはどうなのか?」はタロットで、「その彼が運命の人なのか?」は生まれた時間と場所でみる星占いで、というように。

ちょうどこの6月は、西洋占星術での大きなイベントがある月。木星が双子座からカニ座に移動する6月26日は、12年に一度回ってくる幸運期が移り変わるときだそうです。12年に一度の晴れ舞台が巡ってくるのはカニ座の人、おめでとうございます。でも待てよと、ちょっと考えてみる。そもそも幸運期って何でしょう? 宝くじが当たること? モテ期到来? 黙ってても良いことが起こりまくるの? とにかくじっとタナボタを待っていればいいかと思いきや、そうでもないようです。運が良いという結果が出ても、自分が動かないと何もないのだとか。視野を広くもって勘を研ぎ澄ましておかないと、落ちてくるぼた餅を瞬間的にキャッチすることもない。宝くじも、買わなきゃ当たらない。12年に一度の幸運期は、舞台に立ってスポットライトが当たるとき。それはつまり、それまでやってきたことが脚光を浴び、逆に何もしてこないとそれが目立ってしまうということなのです。占いの結果も自分の行動によって変わるなんて、未来はちょっと自由でちょっと明るい。どう信じるかは自分次第、どう動くかも自分次第。未来は自分でつくるんですね。
 
 
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vol . 3  占いと未来と私
自分軸をつくる占い(個性を磨く学部) 人生の岐路で、ぶれない自分軸をつくるために
教授:國武亜紀 キュレーター:小酒ちひろ
https://freedom-univ.com/lecture/fortune-telling-_beginners.html
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和泉里佳(いずみ・りか)
1979年生まれ。自由に生きるための学びの場「自由大学」学長。IID 世田谷ものづくり学校をメインキャンパスに、社会が求める様々なテーマをキュレーションし、自分らしい生き方や働き方を考える新しい学びを企画している。