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event

“2015 FRANTIC UNDERLINES展”
足立篤史、菊池遼、タナカヤスオ、渡邊拓也【IID共催】 @ IID

「2015 FRANTIC UNDERLINES」展

作家:足立篤史、菊池遼、タナカヤスオ、渡邊拓也
主催:Frantic Gallery
キュレーター:ENTOMORODIA curatorial net/work
開廊時間:12:00-19:00
会期: 2015年11月18日(水) – 22日(日)(会期中無休)
オープニングレセプション:2015年11月18日(水)18:00~20:00
開催場所:154-0001 東京都世田谷区池尻2-4-5 IID 1F IID ギャラリー
ギャラリーURL:www.frantic.jp
お問い合わせ:info@frantic.jp

11月18日より、Frantic Galleryでは毎年恒例となった「FRANTIC UNDERLINES」展を開催いたします。
わたしたちは現在の潮流と新たな才能をもった日本の作家にアンダーラインを引き、さらに今後のコラボレーションも目指していきます。今回の展示ではギャラリーのスペース全体を使って4名の作家による絵画、壁面のオブジェ、三次元のインスタレーションを発表します。そうしてアクチュアルな主題と技法の多様性を明らかにしつつ、ローカルなアートシーンの可能性を辿っていきます。

  

□参加作家
足立篤史、菊池遼、タナカヤスオ、渡邊拓也

【足立篤史】
紙という脆い素材を用い、戦争とその遺址/痕跡に照らし合わせて時間と記憶というテーマに取り組んでいます。彼は膨大な意味作用のレイヤーをもつパリンプセストを制作し、戦争に関連する新聞記事の切れはしから飛行機や潜水艦のモデルまで、異種の情報メディアを交差させていきます。そうして戦闘マシーンの荒廃はマスメディアが出来事を記述するときの「退色」と重なり、過去を比喩的・多次元的なイメージへと変容させ、記憶の無意識的機能を浮き彫りにします。
作家詳細: http://adachiatsushi.com/

Atsushi Adachi, Silent Bottom, paper, watercolour, 24.5×44.5×4cm, 2011

Atsushi Adachi, Silent Bottom, paper, watercolour, 24.5×44.5×4cm, 2011 (detail)

【菊池遼】
20世紀哲学と禅の思想に通じ、作品をとおして人間の精神における知覚と機能を反映させています。彼は多様な絵画的技法を用い、現実に対する一般的な認識と構造に対する思考を揺さぶるオブジェクトを作り出します。「Umbilical」では、われわれのアイデンティティと意味の生産にとって決定的な「分離」と「差異」のメカニズムを強調する一方で、作品の「分離した」3つのパートを再び一つのユニットへと繋げる可能性をも保っています。また、「Void」シリーズが提示するのは、ぼやけた風景あるいは対象です。しかしそこで対象は近づいて見ることを求めながらも、鑑賞者が作品に近づいていくと多数のドットの列へと「消えて」しまい、はっきりとした視覚を得られる距離への可能性を完全に排除して「Void/空」を開くのです。

Ryo Kikuchi, Umbilical, acrylic on wooden panel, 90x155cm, 2015
 
Ryo Kikuchi, Void #1, acrylic on panel, 20x20x2.1cm, 2015 Ed.5

【タナカヤスオ】
作り出すのは、ミニマルな表現方法――厳しく制限された色彩もしくは白黒であり、完全に抽象的な要素のみであること――を通じて、単なる要素の総体を超えた、鑑賞者を石化させるかのようなバランスをもつ構造体です。「ほとんどなにもない」(いかなる場合にも、具体的な何かであるというよりも関係性である)ということが、空間と時間に息吹を与えるだけではなく、逃れることのできない存在感をもたらす見事なバランスを生み出します。
作家詳細: http://www.yasuo-tanaka.com/

Yasuo Tanaka, No.94 分岐時間/Divergence Time No.94, oil on canvas 72.7×116.7cm, 2015

Yasuo Tanaka, No.69 間合いの一例/ One of The Distances No.69, oil on canvas, 91×116,7cm, 2014

【渡辺拓也】
磁器を素材に日本の伝統工芸を変容させ、分割/構築される身体的経験と強烈なエロティックさを引き起こす「Invisible Scripts」を発表します。この作品は18のパーツで構成され、正反対の状態で対をなしてお見せします。ひとつはバラバラで、そこには散逸性と偶然性が介在しています。それは分解や破壊の状態です。そしてその隣には「理想的自我」のように、つまり異様な完全性をもった鏡のようなオブジェが存在しています。ひとつの体がもちうる2つの状態という可能性は、あらゆる一体の完全さが常に分解可能であることを示すと同時に、それとはまったく逆の、強い整合性に対する人間の普遍的な欲望を明らかにします。
作家詳細: http://wtakuya.web.fc2.com/
 
Takuya Watanabe, Invisible Scripts_the whole, porcelain, glaze, 55x110x24, 2013 Ed.5

Takuya Watanabe, Invisible Scripts_the parts, porcelain, glaze, 42x180x75, 2013 Ed.5(Photo©SuemasaMareo)