06/11 土
workshop
かわしまよう子の草のこと教室 10回目
一部 草かざりの会 二部 草茶会
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○一部 草かざりの会
草摘みのお話 →散歩&雑草レクチャー(食べられる草、薬になる草、毒のある草を見つける)
→草摘み →草の飾り方のお話 →草茶会
どこにでも咲いている草は、むしられても、踏まれても、
それでもめげることなく生えてきます。
厄介あだなぁ と思うとにっくき雑草ですが、
その生命力に目をむければ、わたしたちの暮らしを何気なく支えていて、
感謝せずにはいられないほどです。
広島に原爆が投下され焼け野原になったときも、
最初にはえてきて土を浄化してくれた草は、スギナだといわれています。
雑草には、怪我や難病をやっつける力もあるのだそうです。
雑草たちの素晴らしい力を、散歩をしながらめいっぱい紹介します。
草花を摘んで器に飾り、たのしみながら
自然へ感謝の気持ちをみんなで輪になって送りたいと思います。
○二部 草茶会
野に咲く小さな花ばかり見て歩いていると、
自然の声を感じることがあります。
「うれしそうだなぁ」とか「ちょっと元気がないなぁ」とか。
自然の気持ちを、なんとなくだけど感じるようになると、
自然が困ることはしたくないと思うようになります。
好きなひとを思う気持ちと似ていて、大切にしたくなるのです。
そんなふうに思っていると、ものが捨てられない性格になったり
電気や水を大切に使いたくなったり、
手づくりされたものを長く使いたいと思うようになってきます。
節電、節水をしようと頑張ると負担になることもありますが、
好きだなぁ、大切だなぁ、と感じるこころがあれば
無理なく、その思いからあたたかい行動へとつながってゆくようです。
草茶会では、沖縄の海と陸の聖地とよばれるところに生えている雑草でつくった
酵素入りのおいしいお茶をいただきながら、
これから咲く雑草の楽しみ方と、これからの暮らしについてのお話し会を開きます。
この度の震災で東京でも不便をしいられています。
みなさんの暮らしへの思いやこだわりなども
お聞きできたらと思っています。
□プロフィール
かわしまよう子
雑草を飾ったり、食べたり、薬にしたり、その生き方までにひろがるいろんな
雑学とともに季節を追いかける、自然愛好家。
著書に『草かざり』『草手帖』(ポプラ社)『はなのほん』(アノニマ・スタジオ)
近著に『道ばたに咲く』(地球丸)など。
6月に初めての写真集『花よ 花よ』(雷鳥社)より出版予定。
2009年より沖縄に住まいを移し、現在は草の効能を勉強中。